会社案内
| 会社名 | 株式会社 絵本館 |
|---|---|
| 代表取締役 | 有川 裕俊(ありかわひろとし) |
| 設立 | 1978年7月27日 » 絵本館のスタート |
| 業務内容 | 絵本、カレンダー、かるた、等の出版 |
| 所在地 | 〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-16-5 |
| TEL | 03-3391-1531 |
| FAX | 03-3391-1533 |
| info@ehonkan.co.jp |
ロゴの由来
社名を絵本館ときめたら、五味太郎さんが「よし、おれがロゴを作ってやろう」と、あっというまに作ってくださったのがこれ。絵本の「絵」をデザインしたものです。
まるで「絵」という文字が「樹」になって空へ伸びているようです。
ステキなロゴでしょう。
自慢です。
一冊の絵本ーたとえて言えばそれは一本の樹です。樹は静かです。
でも、ふと歩をとめてそのもとに佇めば樹は語りはじめます。
もし、そっと触れてみたなら、樹はもっと語ります。
そして、もし、よじのぼることができたなら樹はゆったりと揺れてゆっくりと話をするでしょう。
この楽しさは それこそ、のぼってみなければわかりますまい。
でも、いちどでも樹の高みにのぼったら その枝々の迷路に、われを忘れ 葉の美しさにおどろき 風のここちよさにうれしくなって そして いままで見たこともなかった遠くが見渡せたとき、自分がもうひとつ別の高みにいることを発見するのです。
樹のぼりに 大人も子どももありはしません。
しっかりと大地に根をおろして すっくと幹をのばし 美しく枝をはった一本の樹。
それが 今わたしたちが創ろうとする絵本のかたちです。
----------
上の文章は、絵本館創立当時の作品カバーに載せていたものです。
私たちは楽しい絵本を出版したい。読んでくれた人たちが、自由に歩きまわり、いろんなものを見つけ出し、次の世界ものぞきたくなるような広がりをもった絵本を出版したい。そう、ずっと変わらず思ってきました。
絵本館のロゴマークの由来をお話しましたが、この「一本の樹」も同じおもいから生まれたものであり、絵本館の「こだわり」の原点ともいえるものです。
絵本館は何歳向けという風に絵本を考えません。
実は『さる・るるる』』『さん さん さん』』『変なお茶会』等に対して、「幼い子どもには向いていないのでは?」というご意見をいただく事があります。ところが、これらの作品に寄せられる愛読者カードは、2歳、3歳のお子さんがとても伸びやかに楽しんで下さっているという内容のものが非常に多いのです。
私たちは、こう考えます。
これは、大人が勝手に「何歳用」と決めていることを無意味だと証明しているのではないか、と。そして子どもの感性って、もっと自由で広いものなんだと。
「あら、うちの子って、今こういうものに興味をもっているのね。」「こんな事もわかる様になったんだ。」「こういう好みは、やっぱりパパに似てきたわ。」等々。こんな風に絵本をきっかけにして、わが子(子ども)のことが見えてくるはず。そして、それは意外な面の発見だったり、妙に納得できたり、実に楽しいものです。
だから、絵本は考える種。
「ほら、どう思う?」「どんな感じかな?」と、投げかけてくる作品を読み手が受けとめて、そして考える。それが、絵本の楽しみの一つです。
それは子供もおとなも同じ。
「さあ、あとは君次第だよ。」という自由さが、とてもいいなと考えます。
「絵本館の絵本」の特徴は、何といってもユーモア。
けれど、これは「こだわっていた」というよりは、気がついてみたら「どれもユーモアあふれる作品となっていた」というのが正直なところです。「こうするぞ!」という「こだわり」ではなく、はからずもというか、自然に生まれ出たものですから、この「ユーモア」こそが正真正銘の「こだわり」かもしれません。
「わらう」ということは体にも心にも、とてもよい効果をもたらしてくれます。心身ともにやわらかくしてくれるんですね。ですから近ごろでは「わらい」が家庭でも、学校においても重要だといわれているのもみなさんご承知のとおりです。 まして、それが「上質のわらい」なら尚のこと。
こどももおとなも楽しいことの方が、よりよく身に付くのですから、こんなにいいことはありませんよね。
また、もう一つのユーモアの良さは「答えを求めない」というところではないでしょうか。
「これって、おかしい!」「思わずふきだしちゃった!」その理由を分析なんてしないでください。「ああ、おもしろかった」「さあ、あとは読んだきみ次第だよ。」という自由さがいいんですもの。 「この作品は何を伝えたいのか?」等ということは、それぞれの人が、それぞれに受け止めて感じ取ることです。
もちろん正解なんてありません。
けれど、おせっかいなおとな達は感じ取ることまでをも、一つにまとめたがるから、子どもたちは窮屈な気分の状態になってしまいます。同じ作品でも読む時がちがうと感じ方もちがったり、またあらたなおもしろさに出会ったりするものです。 なにしろ人それぞれなのですから、のびのびと感じてほしいものです。
絵本館は「楽しいこと」が大好き。「ユーモア本舗」とでもいいますか、そんな心持ちでこれからも出版を続けていくつもりでいます。
では、最後にユーモラスな絵本の神様のような作家、長新太さんの言葉をご紹介しましょう。
「絵本は何でもありなのだ。
絵本は奥が深いのよ。
ユーモアが月の光のようにふりそそぎ、
絵本を読むものの頭をやわらかくしてくれる。」
・・・ああ、さすがです。
けれど、これは「こだわっていた」というよりは、気がついてみたら「どれもユーモアあふれる作品となっていた」というのが正直なところです。「こうするぞ!」という「こだわり」ではなく、はからずもというか、自然に生まれ出たものですから、この「ユーモア」こそが正真正銘の「こだわり」かもしれません。
「わらう」ということは体にも心にも、とてもよい効果をもたらしてくれます。心身ともにやわらかくしてくれるんですね。ですから近ごろでは「わらい」が家庭でも、学校においても重要だといわれているのもみなさんご承知のとおりです。 まして、それが「上質のわらい」なら尚のこと。
こどももおとなも楽しいことの方が、よりよく身に付くのですから、こんなにいいことはありませんよね。
また、もう一つのユーモアの良さは「答えを求めない」というところではないでしょうか。
「これって、おかしい!」「思わずふきだしちゃった!」その理由を分析なんてしないでください。「ああ、おもしろかった」「さあ、あとは読んだきみ次第だよ。」という自由さがいいんですもの。 「この作品は何を伝えたいのか?」等ということは、それぞれの人が、それぞれに受け止めて感じ取ることです。
もちろん正解なんてありません。
けれど、おせっかいなおとな達は感じ取ることまでをも、一つにまとめたがるから、子どもたちは窮屈な気分の状態になってしまいます。同じ作品でも読む時がちがうと感じ方もちがったり、またあらたなおもしろさに出会ったりするものです。 なにしろ人それぞれなのですから、のびのびと感じてほしいものです。
絵本館は「楽しいこと」が大好き。「ユーモア本舗」とでもいいますか、そんな心持ちでこれからも出版を続けていくつもりでいます。
では、最後にユーモラスな絵本の神様のような作家、長新太さんの言葉をご紹介しましょう。
「絵本は何でもありなのだ。
絵本は奥が深いのよ。
ユーモアが月の光のようにふりそそぎ、
絵本を読むものの頭をやわらかくしてくれる。」
・・・ああ、さすがです。
「絵本館の絵本はのびのびしている」と、よくいわれることがあります。
絵本づくりをしていて、こんなにうれしいことはありません。飛び上がりたいくらいです。
そこで自分で言うのもなんですが、のびやかだといわれる理由として思いあたることがひとつあります。
絵本館をはじめるにあたって、多くの絵本作家の方に会いに行ったとき、作者が絵本を制作するうえで実にたくさんの制約を受けていることを知り、正直驚きました。具体的にいうときりがないのですが、出版社とは口うるさいことをいうものだと思ったものです。
そんななかで、作者の方におもいっきり表現してもらえば、それが出版社として大きな特色になるのでは、とも考えました。
絵本館は編集方針として、まず作家の方と話し合います。そしてお互いの間に同じ風が吹いて、風通しがよくなったところで制作をお願いします。
制作段階ではほとんど口をはさみません。すべて作家の方にお任せです。
一般的には、編集者と作家が話し合いながら制作することが多いので、まずここが違うかもしれません。
そして、何といっても作家の方を信頼しておまかせするために一番大切なのが、いろいろ話すということです。要するにたくさんおしゃべりします。
その内容は「こんな絵本を描いてほしい」「こんなページ展開ですすめたい」「こんなテーマでいきたい」等という要請ではありません。お話するのは子どものこと、表現するということなど、よもやまのことがほとんどです。そして「いきましょう」と決定したら、わたしたちは原稿をワクワクしながら待ちます。
いよいよ出来あがってきたら、その作品が最も生かされるかたちになるように検討します。ここで紙質も決定します。
こうして絵本館の絵本は出来上がります。
たぶんこの自由さが、対象年齢を決めているものや制約の多い絵本に比べると「のびやか」と、言っていただける所以かもしれないと思っています。
絵本づくりをしていて、こんなにうれしいことはありません。飛び上がりたいくらいです。
そこで自分で言うのもなんですが、のびやかだといわれる理由として思いあたることがひとつあります。
絵本館をはじめるにあたって、多くの絵本作家の方に会いに行ったとき、作者が絵本を制作するうえで実にたくさんの制約を受けていることを知り、正直驚きました。具体的にいうときりがないのですが、出版社とは口うるさいことをいうものだと思ったものです。
そんななかで、作者の方におもいっきり表現してもらえば、それが出版社として大きな特色になるのでは、とも考えました。
絵本館は編集方針として、まず作家の方と話し合います。そしてお互いの間に同じ風が吹いて、風通しがよくなったところで制作をお願いします。
制作段階ではほとんど口をはさみません。すべて作家の方にお任せです。
一般的には、編集者と作家が話し合いながら制作することが多いので、まずここが違うかもしれません。
そして、何といっても作家の方を信頼しておまかせするために一番大切なのが、いろいろ話すということです。要するにたくさんおしゃべりします。
その内容は「こんな絵本を描いてほしい」「こんなページ展開ですすめたい」「こんなテーマでいきたい」等という要請ではありません。お話するのは子どものこと、表現するということなど、よもやまのことがほとんどです。そして「いきましょう」と決定したら、わたしたちは原稿をワクワクしながら待ちます。
いよいよ出来あがってきたら、その作品が最も生かされるかたちになるように検討します。ここで紙質も決定します。
こうして絵本館の絵本は出来上がります。
たぶんこの自由さが、対象年齢を決めているものや制約の多い絵本に比べると「のびやか」と、言っていただける所以かもしれないと思っています。








